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平成26年度 国家課題対応型研究開発推進事業 原子力基礎基盤戦略研究イニシアティブ 選定課題

■戦略的原子力共同研究プログラム: 合計4課題

No. 提案課題名 研究代表者
[所属機関]
参画機関 概要
【テーマ1】原子力利用に係る安全性向上のため基礎盤研究: 4課題
1 超伝導転移端センサが切り拓く革新的原子力基盤計測技術
(事業計画紹介.pdf)
大野 雅史
[東京大学]
産業技術総合研究所、日本原子力研究開発機構 核物質から発生する硬X線やγ線を、優れた分光特性を有する超伝導転移端センサ(TES)により分析し、プルトニウムやマイナーアクチニド全元素を精密に弁別、分析しうる核種同定分析技術を開発する。
2 革新的な伝熱面構造制御による大型PWRのIVR確立
(事業計画紹介.pdf)
森 昌司
[横浜国立大学]
東京大学、三菱重工(株) ハニカム多孔質体を用いて、原子炉圧力容器下部ヘッドを外部から高い熱流束により冷却することにより、シビアアクシデント時における炉心溶融デブリ炉内保持(IVR)技術の冷却限界性能を向上させ、大型加圧水型軽水炉(PWR)にも適用できるIVR技術を開発する。
3 原子力発電機器における応力改善工法の長期安全性評価のための基盤技術開発
(事業計画紹介.pdf)
秋田 貢一
[日本原子力研究開発機構]
大阪府立大学、(一財)発電設備技術検査協会 原子力発電プラント機器溶接部の応力腐食割れを予防するため、ピーニング法等により表面に圧縮残留応力を付与した場合の応力持続性を評価する理想化陽解法(FEM)を開発する。
4 高温ガス炉の安全性向上のための革新的燃料要素に関する研究
(事業計画紹介.pdf)
橘 幸男
[日本原子力研究開発機構]
原子燃料工業(株)、熊本大学 燃料要素へ新しく耐酸化性母材であるシリコンカーバイト(SiC) を適用するなど、除熱性能を落とさずに耐酸化性能の向上を可能とする安全性を向上した革新的な燃料要素の基礎基盤技術を確立し、超高温ガス炉の実用化に資する。

■復興対策基礎基盤研究プログラム: 合計3課題

No. 提案課題名 研究代表者
[所属機関]
参画機関 概要
【テーマ2】放射線影響・低減に係る基礎盤研究: 3課題
1 ゲノム編集法を用いた放射線感受性の個人差を規定する遺伝的素因の同定
(事業計画紹介.pdf)
松浦 伸也
[広島大学]
広島大学(他部門連携) ゲノム編集法を用いて放射線感受性の遺伝的素因と考えられるDNA 修復遺伝子の変異(または多型)をヒト細胞に導入して細胞ライブラリを作製し、微小核法または染色体Dicentric法で放射線感受性を同一遺伝的背景内で定量的に測定するとともに、健常者集団やDNA 修復欠損症家系の血液サンプルなどを用いて放射線感受性の分布も調べ、ゲノム編集細胞の結果と比較・検討することにより、放射線感受性の個人差を規定する主要な遺伝的素因を同定する。
2 難分析核種用マイクロスクリーニング分析システムの開発
(事業計画紹介.pdf)
塚原 剛彦
[東京工業大学]
東京工業大学、日本原子力研究開発機構 マイクロ化学チップを用いてフォトニック結晶と感応性高分子から成る金属イオンセンシング機能を組み込む技術を確立し、放射性廃棄物中の難分析核種(β核種等)を簡便で極微量かつ迅速、高感度にスクリーニングすることができる“マイクロスクリーニング分析システム”を開発する。
3 ヒト乳歯を用いた個体の被ばく量推定方法の確立 岡 壽崇
[東北大学]
東北大学(他部門連携) ヒトの乳歯を用いて個体の被ばく量推定することの実現を目指し、ヒトの乳歯まるごとおよび分離したエナメル質それぞれについて電子スピン共鳴法(以下、ESR法)を用いてラジカル測定を行い、検量線を作成し、ESR法で検出可能な最低線量を明らかにする。

3.は、フィージビリティスタディ(FS)課題として選定

■日英原子力共同研究プログラム: 合計2課題

No. 提案課題名 研究代表者
[所属機関]
参画機関 概要
【テーマ3】シビアクデント分析共同研究(Joint research on severe accident studies)
1 シビアアクシデントにおける炉心構造物移行の高精度数値シミュレーション
(事業計画紹介.pdf)
岡本 孝司
[東京大学]
ロンドン王立大学 制御棒の溶融過程および再配置を模擬するための数値解析技術を開発するものであり、物性値調査、数値シミュレーションおよび検証実験の3項目で構成される。数値流体力学を用いたシビアアクシデントの詳細な数値シミュレーション手法の開発やVerification & Validation による数値解析手法の妥当性検証を行う。
【テーマ4】環境安全性共同研究(Joint research on environmental Safety)
2 環境中放射性核種浄化のための新規な修復材料の開発
(事業計画紹介.pdf)
香西 直文
[日本原子力研究開発機構]
芝浦工業大学、九州大学、バーミンガム大学 Sr、Coと共沈可能な鉱物を生成する高度好塩菌を探索し、磁性物質を付加させることで磁場により海水中での拡散挙動を制御し、長期間海底に沈着することにより二次廃棄物を発生させない港湾内浄化システムを構築する。さらに、鉱物のナノ化を図り土壌空隙中の流動性を向上させて土壌中の汚染箇所に修復材量を直接輸送することにより効率的な土壌浄化を達成する技術を確立する。