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令和元年度(平成31年度) 英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業 研究人材育成型廃炉研究プログラム 選定課題

■研究人材育成型廃炉研究プログラム:合計4課題

No. 提案課題名 研究代表者
[所属機関]
参画機関 概要
1 燃料デブリ取り出し時における炉内状況把握のための遠隔技術に関する研究人材育成 淺間 一
[東京大学]
福島大学、神戸大学、日本原子力研究開発機構 福島第一原子力発電所の廃炉に向けて、遠隔技術分野に関して、燃料デブリ取り出し時における炉内状況把握という研究課題を通して研究教育を行うとともに、講義、施設見学等を通じた人材育成を行う。
2 化学計測技術とインフォマティックスを融合したデブリ性状把握手法の開発とタイアップ型人材育成 高貝 慶隆
[福島大学]
株式会社パーキンエルマージャパン、株式会社化研、日本原子力研究開発機構 デブリ取り出し方針を決めるための試験分析において、原型を留めていない材料(少量の試験片)及びそこに付着する成分、並びにそれを取り巻く周囲環境に浮遊する微粒子等を特定する新しい分析技術を開発し、そこから得られる多因子計測データ(ビックデータ)をインフォマティックス技術と融合させることで、微細な化学的(ミクロ)情報から炉内デブリや炉内壁面等の全体像(マクロ)を推定できる手法を開発する。多変量解析による材料および付着物の傾向をプロファイリングする一方で、技術者の知見に基づく経験則をAIによる機械学習を行わせ、シミュレーションにおける性状推定やカメラ画像(2D情報)からの燃料デブリの全体像の推定や脆性特性を解析する。
3 放射線・化学・生物的作用の複合効果による燃料デブリ劣化機構の解明 大貫 敏彦
[東京工業大学]
株式会社ヴィジブルインフォメーションサービス、日本原子力研究開発機構 放射線損傷と酸化環境下における化学的及び生物学的損傷の複合作用による燃料デブリの劣化機構を明らかにし、酸素が存在する条件での複合作用による劣化を時間の関数として表すため、放射化学、核化学、核物理、燃料材料科学の専門家に環境微生物の専門家を加えた研究者により東工大-JAEA連携ラボを構築する。連携ラボにおいて、模擬デブリの作製から、照射、化学的作用及び生物作用による溶出試験を行い、富岡の国際共同研究棟などにJAEAが有する先端分析機器を駆使してデブリの劣化、元素の溶出挙動を解析し、燃料デブリの劣化機構を解明し、将来的に、劣化を防止する事前対策に貢献する。
4 燃料デブリ分析のための超微量分析技術の開発 永井 康介
[東北大学]
長岡技術科学大学、日本核燃料開発株式会社、九州大学、日本原子力研究開発機構 燃料デブリの取り扱い、臨界管理、保管管理等に必要な性状把握において、キーとなるアクチノイド核種の化学分析を中心に、最適な試料前処理・分離・分析プロセスを開発し、将来計画されている燃料デブリ分析の効率化・合理化を図るとともに、一連の研究業務における人材育成を計画しており、1F廃炉推進に資する。